blog 迷子のままに:

山下耕平(やました・こうへい)
NPO法人フォロ事務局長、不登校新聞社理事など。

不登校、ひきこもりなどを中心に、書いてます。
一部は「なるにわブログ」から引き継いでます。

   

脱原発と脱学校-13(了)

脱学校というのも、同じことだろう。これまで、学校を通じて、人は階層上昇を望み、土着的なものから離れ、ひたすら都市へ、抽象的な世界へと邁進してきた。学校は、人から労働力というエネルギーを取り出す「炉」として機能してきた。しかし、生態圏の一部である自分自身から、そのことへのノンが表出されている。そうしたノンのひとつが、不登校やひきこもりだったりするのだろう。
 
これに替わる教育システムは、やはり、分散型のものになるべきだろう。偏差値なんていう抽象的で一元化された価値基準を廃止し、分散化、多元化された具体性に結びついた学びへと転換する。ひたすら学歴という市場価値を高めることにばかりエネルギーを注入するのではなく、生活や働くことや地域とのつながりを持って、自分が主体として生きられる実感のある学び。一方的にエネルギーを浪費してしまうのではない、さまざまなつながりから、エネルギーが循環していくような、学び。そのためには、学校制度の構造だけではなく、社会構造そのものが変革されないといけない。
 
むう、やっぱりガキっぽいイメージしか出せていないが、ガキっぽかろうが、青臭かろうが、これまでの社会システムとはちがう、生態圏の摂理に沿った社会のイメージを出し合うことが、いま、とても必要なんだと思う。
 
一見、ネガティブな、これまでの社会システムからこぼれたところにこそ、痛みとともに可能性はある。いまなお、そしてこれからも続く苦しみに祈りを捧げつつ、とりあえず稿を閉じたい。

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プロフィール

HN:
山下耕平
性別:
男性
自己紹介:
1973年、埼玉県生まれ。大学を中退後、フリースクール「東京シューレ」スタッフを経て、『不登校新聞』創刊時(1998年)から8年間、編集長を務めた。2001年、フリースクール「フォロ」設立時より、同事務局長を務める。2006年より、同法人で18歳以上の人の居場所を始め、コーディネーターをしている(なるにわ)。2012年より関西学院大学で非常勤講師。著書に『迷子の時代を生き抜くために』(北大路書房2009)。野田彩花さんとの共著に『名前のない生きづらさ』(子どもの風出版会2017)。

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