blog 迷子のままに:

山下耕平(やました・こうへい)
NPO法人フォロ事務局長、不登校新聞社理事など。

不登校、ひきこもりなどを中心に、書いてます。
一部は「なるにわブログ」から引き継いでます。

   

脱原発と脱学校-12

先に、根本的な問いは、つねにガキっぽいものだと書いた。それでかまわない、と。しかし、少しだけ脱原発・脱学校の社会のイメージを書いてみたい。いつものごとく大ざっぱで乱暴な物言いであることは承知のうえで。
 
脱原発で、再生可能エネルギーへと転換する場合、これまでのような集権的なエネルギーシステムを、分散的なシステムへと変えていくことが必要のようだ。福島で作った電力を東京で使う、福井で作った電力を大阪で使う、こうした巨大システムは組み替えられなければならない。
 
これまでの産業社会にも同じことが言えるだろう。巨大なエネルギーを集約して稼働させる巨大システム、地方はそのための労働力と食料とエネルギーの供給地にされてきた。人は都市部へと集中する一方、地方は衰退し、第3次産業がふくらむ一方、第1次産業は衰退してきた。しかも、いまや労働力と食料とエネルギーの供給地は海外へと移転している。このままでは、地方に希望はない。もっと言えば、都市にも希望はない。労働力と食料とエネルギーを海外に依存する、砂上の楼閣のような都市なんて、維持できるわけがない。天空の城ラピュタのようなものだ。シータだって言ってたじゃないか。「どんなに恐ろしい武器を持っても、たくさんのかわいそうなロボットを操っても、土から離れては生きられないのよ」。
 
原発に依存することで維持してきた、この産業構造は、変化せざるを得ないのだ。集権的ではなく、分散型のシステムへ。電力供給の構造だけではなく、システムそのものが変革されないかぎり、原発問題は解決しないだろう。

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プロフィール

HN:
山下耕平
性別:
男性
自己紹介:
1973年、埼玉県生まれ。大学を中退後、フリースクール「東京シューレ」スタッフを経て、『不登校新聞』創刊時(1998年)から8年間、編集長を務めた。2001年、フリースクール「フォロ」設立時より、同事務局長を務める。2006年より、同法人で18歳以上の人の居場所を始め、コーディネーターをしている(なるにわ)。2012年より関西学院大学で非常勤講師。著書に『迷子の時代を生き抜くために』(北大路書房2009)。野田彩花さんとの共著に『名前のない生きづらさ』(子どもの風出版会2017)。

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