blog 迷子のままに:

山下耕平(やました・こうへい)
NPO法人フォロ事務局長、不登校新聞社理事など。

不登校、ひきこもりなどを中心に、書いてます。
一部は「なるにわブログ」から引き継いでます。

   

脱原発と脱学校-11

話が原発からは遠ざかってしまったようだが、そうでもないかなとも思う。整理のために繰り返せば、原子力は特異なエネルギーで、それは生態圏にはないはずのものだ。その「一神教的」な仕組みは、資本主義と同型で、資本主義の膨張は、やはり生態圏を破壊し始めている。しかも、それでも生態圏の摂理を超えて、無限に膨張できるように錯覚されている。原子力も資本主義も、生態圏や人の生きる社会をズタズタにしてしまう。人も自然もお金の価値のみではかられ、市場価値のみが唯一絶対の価値になり、それ以外の価値尺度は破壊されてしまう。
 
市場で価値がないとされた人には、ウラミンが溜まる。核のゴミならぬ、資本主義のゴミというわけだ。ウラミンは使用済み核燃料のごとく、冷温停止が容易ではなく、ややもすると暴走して破壊的エネルギーを放出する。
 
ウランとウラミンの扱いのちがいは、ここからだ。ウランは採掘をやめるべきで、替わって生態圏の摂理に従ったエネルギーを推進するべきだろう。再生可能エネルギーというヤツだ。
 
ウラミンは、むしろ溜まっているものを採掘し、さらけ出してしまうことが必要だ。閉じたなかで暴走しているエネルギーを、開かれた関係のなかで、関係再生のエネルギーへと転換する。それは、容易なことではないだろう。ときどき暴発して、つながりが壊されてしまうこともあるだろう。それでも、ときにめげならも、「傷の舐め合い」と言われようと、何と言われようと、そういうつながりからこそ、ズタズタになった社会は再生するのだと言いたい。

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プロフィール

HN:
山下耕平
性別:
男性
自己紹介:
1973年、埼玉県生まれ。大学を中退後、フリースクール「東京シューレ」スタッフを経て、『不登校新聞』創刊時(1998年)から8年間、編集長を務めた。2001年、フリースクール「フォロ」設立時より、同事務局長を務める。2006年より、同法人で18歳以上の人の居場所を始め、コーディネーターをしている(なるにわ)。2012年より関西学院大学で非常勤講師。著書に『迷子の時代を生き抜くために』(北大路書房2009)。野田彩花さんとの共著に『名前のない生きづらさ』(子どもの風出版会2017)。

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